富山県・高岡市歯科医師会(会長・岩崎弘治)は、2月22日、同市太田桜谷の高齢者施設アルカディア雨晴で、富山県・高岡市の歯科技工士会などと協力し、口腔ケアや歯磨きの指導などを行った。同歯科医師会は「高齢化社会に貢献したい」と6年前から年2回、同市内の特別養護老人施設などを訪問し、口腔清掃や義歯の手入れ(義歯刻印)などを無償で行っている。
この日は同歯科医師会や市、県の両歯科技工士会などから約30人のスタッフがボランティアで参加した。午前の部では、歯科衛生士が約100人の入所者や介助者に鏡を使った正しい歯磨きの方法を指導。入所者は自分の歯がキレイになっていくのを確認した。 午後には,歯科技工士によって、入所者46人分の義歯85床に名前の書いたシールを埋め込む作業(義歯刻印)も行われた。義歯刻印は、全国的に行われており、歯科医師会と歯科技工士会と連携・協力の中で、高齢者施設や老健施設等の入所者に対しての作業である。 松本全・同会歯科医師会理事(福祉共済部)は「歯は生きていくのに欠かせない大切なもの。これからも入所者、介助者双方の手助けになる活動を続けたい」と話していた。また、山本武夫・元富山県歯科医師会理事は「高岡市のこのような事業は、20年以上の歴史があるはずです。継続していることの意義があります」と評価していた。 記事 奥村 勝
【2月26日 Relaxnews】
米シカゴ歯科医学会(Chicago Dental Society、CDS)は、300人以上の歯科医らを対象に、治療中の患者の行動で最も不愉快に感じるものについての調査を行った。 この調査によると、「恋人といちゃつく」や「携帯ゲームで遊ぶ」、「本・雑誌を読む」、「化粧をする」などが上位にあげられた。 堂々の1位に輝いたのは「携帯電話で話すこと」だったという。(c)Relaxnews (日本の患者では、考えられない話では?)
平成19 年度は2名のマイナスに
平成元年度~5年度まで、日歯の会員は、毎年1000名以上増加していた。 平成5年度1000人を切って下降する一方で、平成14年度には198人に激減した。15年度485人まで盛り返したが、16年度は141人となり、とうとう平成19年度はマイナス2人となった。 入会者の平均年齢は平成元年度32歳3ヵ月であったが、平成19年度は37歳10ヵ月。 また、年度末の会員平均年齢は平成元年度49歳6ヵ月であったが、平成19年度55歳5ヵ月。 これが将来の、日歯会員の高齢化の傾向を象徴しており、日歯の機構改革の必要性を促している。 平成元年度1235人 平成2年度 1398人 平成3年度 1103人 平成4年度 1152人 平成5年度 1002人 平成6年度 859人
2月22日、埼玉県・浦和ロイヤルパインズホテルで平成20年度埼玉県歯科医学大会が開催されたが、メイン企画・ランチョンセミナー(共催・塩野義製薬)で、矢郷香氏(慶大医学部口腔外科)が「抗血栓療法患者の抜歯時の対応ー抗血栓薬の服薬を継続したまま安全に抜歯するためにー」をテーマに講演を行った。臨床家には関心の高い課題であり、会場は満席になるほど盛況であった。要旨は以下の通り。
近年、高齢化社会の到来に伴い、ワルファリンやアスピリンなどの抗血栓薬服用患者の歯科受診が増加しています。抗血栓薬を服用している患者の抜歯に際しては、抜歯時異常出血や後出血の危険性があると考え、慎重になり抗血栓薬を中断して抜歯する先生が、まだ多いのではないでしょうか。確かに、抗血栓薬を中断は必要と思われているかもしれません。しかし、中断すると、血栓が形成され脳梗塞や心筋梗塞などの合併症を起こす可能性があります。脳梗塞を起こした場合には、重篤で死亡された例も報告されています。そのため、ワルファリンやアスピリンも継続のまま、抜歯などの小手術を行うように推奨されています。 INR(International Nomarlized Ratio)というのは、血液凝固能検査のことですが、ワルファリンを服用している患者は、服用量をINRの値によってコントロールされ、抜歯などの観血的処置を行うには、この値がとても重要です。歯科医師は必ず知っていなくてはならないことです。安全に行うにはINR値、止血方法、抜歯後の抗菌薬など注意しなければいけません。ワルファリンは、多くの薬剤と相互作用があります。特に、抜歯後に処方する抗菌薬の中には、ワルファリンの作用を強める薬剤があるので、注意する必要があります。 ペンシリン系やセフェム系の抗菌薬は、抜歯後頻繁に処方されますが、ワルファリン服用患者の抜歯後で、セフェム系の抗菌薬を投与する場合、フロモックスなどを推奨します。抗血栓薬を継続しながら、抜歯は行うべきだが、患者の病態を十分把握することが重要。そのために医師との緊密な連携とて適切な対応が必要です。この点を踏まえて臨床に臨んでほしいと考えています。
宮城県岩沼市が昨年10月から12月の3カ月間、口腔機能の向上と栄養改善を組み合わせた介護予防モデル事業を展開したが、予想を上回る効果があり、市は新年度からの普及方法を検討している。
2006年に始まった介護予防事業では、足腰の老化を防ぐ筋力トレーニングは定着してきたが、噛む力の低下やバランスよく食べることの大切さは、問題として認識されにくく、取り組みが遅れている。 そこでモデル事業では、歯科医師やデイサービス事業者、管理栄養士ら専門家11人による委員会を設けて、プログラムを練った。 音楽に合わせて舌やほおを動かす体操や唾液の分泌を促すマッサージと、栄養バランスに配慮した調理実習を組み合わせた。 介護予備軍とされた特定高齢者に直接声をかけた結果、20人が参加。平均年齢は74.6歳で、「堅いものがかめない」、「口が渇いて困る」、「よくせき込む」など、口の健康状態が悪いと訴える人が多かった。 参加は、大半が口の健康状態が良いと感じ、「食事がおいしくなった」と答えた。 データでも唾液のみ込みや舌の運動回数などの機能向上が裏付けられれ、今後、口腔ケアが充実すれば、誤嚥性肺炎の減少が期待される。
昨年から健康保険法違反の疑義を指摘されていた、歯科医院・デンタルライラックに対し、北海道厚生局は13日、健康保険法に基づいて検査に着手した。これは、北海道札幌市・NPO法人と歯科医院が、アンケートの対価として患者の健康保険の自己負担分を無料にしている問題で、改善指導を通知していたが、依然として違法な無料診療が続けられている疑いが強いとして今回の対応に出た。これは、立ち入り検査に代わる措置で、関係書類を提出させ、医院の関係者らを聴取した。今後、違法な診療が継続されていたと認定されれば、保険医の取り消しなどの処分の検討に入る。
道厚生局は、NPO法人と歯科医院が事実上一体化しており、医院側が患者の負担分を肩代わりしていると判断。健康保険法に違反するとして、1月8日に文書で改善するよう指導し、改善計画書の提出を求めた。デンタルライラックが提出した計画書では、医院内にあったNPOの窓口を隣接するNPO事務所に移転するなどしており、健康保険法違反ではないとしている。しかし、道厚生局は、無料診療が従来の仕組みで続けられ、違法行為が改善されていない疑いが濃厚として検査に踏み切った。道厚生局の判断が注目される。 記事 奥村 勝
免疫不全からエイズ患者の口腔内は悲惨な状態になることは、前から認識されていたが、“歯周病の病原菌が作り出す酪酸が潜伏しているエイズウイルス(HIV)を活性化させエイズを発症させる恐れがある”との研究結果には驚きである。
日本大学歯学部の落合邦康教授(口腔細菌学)と名古屋市立大学の岡本尚教授(細胞分子生物学)らの研究である。 (酪酸は特有の不快臭を有する。銀杏の異臭の原因でもある) 白血球の中の免疫細胞に潜伏しているHIVは、酵素の一種「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」によって増殖を抑えられている。 しかし、HDACの働きが妨げられると、ウイルスが活性化し、発症につながることがわかってきた。(特に近年、HDACは癌治療の標的分子として注目されている) 歯周病菌は増殖の過程で酪酸を大量に作り出す。歯周病患者の歯と歯肉の間の溝からは、健康な人の約20 ~30 倍の酪酸が検出される。 落合教授らは、酪酸がHDACの働きを妨げることに注目。HIVが潜伏している免疫細胞に、酪酸を含んだ歯周病菌の培養液を加えたところ、ウイルスが急激に増殖することを実験で確認した。 なお、酪酸は粘膜の傷を修復し、小腸の繊毛運動を活性化する働きが確認されている。。
社会保険事務局で行われていた医療機関・保険医に対する指導・監査などの業務が2008年10月から各厚生局に移管された。
これを機に、指導内容や体制などが大きく変更される可能性があり、保険医協会・保団連では情報の収集や厚生労働省に対する指導の改善の要請を行ってきた。 保険医協会は、独自に、①高点数のみを問題視する集団的個別指導を改善し個別指導との連動をやめること、②個別指導の対象者リストは指導日の一週間前には通知すること、③指導の際の持参物については最低限度のものとすること、などの要望をまとめ昨年10月末に提出した。 また、1)改定の度にますます複雑になっている保険診療や算定のルールを理解し、間違いのない請求をすることは容易ではない。2)間違いがあれば正すのは当然として、新規に保険医療機関の指定を受けた時点から、正しい請求ができるよう懇切丁寧な指導が行われることが、まずは必要である、としている。
第37回医療功労賞(読売新聞社主催、厚生労働省など後援、エーザイ協賛)の県功労者に選ばれた歯科医師牧功さん(73歳、下呂市)の表彰式が2月3日、岐阜県庁で行われた。牧さんは1974年、旧下呂町で歯科医院を開業、以来、山間部の歯科診療にも力を注ぎ、長年にわたって地域医療に貢献した。
琉球新報文学3賞(短編小説賞、歌壇賞、俳壇賞・遠藤石村賞)の本年度の贈呈式が1月30日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれ、各賞の受賞者に賞状と副賞が授与された。
第36回琉球新報短編小説賞は、歯科医師森田たもつさん(49)=本名・森田保、宮古島市、=の「メリー・クリスマスeverybody」が受賞した。 < 前のページ次のページ >
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